| 生活習慣病と動脈硬化 |
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 最近、わが国では生活習慣の欧米化などに伴い、高血圧症、脂質異常症（高脂血症）、糖尿病といった生活習慣病が増えています。生活習慣病はやがて全身の動脈硬化を引き起こし、症状のないまま脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症といった動脈硬化性疾患へと発展します。これらの病気は一度発症すると、最善の治療を施しても命にかかわったり、重い後遺症を残すことも多い大変危険なものです。また、動脈硬化は現代の医学では完治させることができません。脳梗塞予防のための血管形成術や狭心症・心筋梗塞に対するバイパス術は、全身に生じてしまった動脈硬化の局所治療を行ったに過ぎません。そのため生活習慣病からの動脈硬化の予防・早期発見が非常に重要となります。 |
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| 動脈硬化に対する当クリニックの取り組み |
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 当クリニックでは生活習慣病に対し、生活習慣（食事、運動）の改善と、必要であれば治療薬とを組み合わせた総合的な管理を行い動脈硬化を予防します。また、必要に応じて比較的簡単な検査で動脈硬化の診断を行い、その結果すでに動脈硬化を起こしている場合はその程度に応じた生活習慣病の治療を行い、動脈硬化の進行を抑えて動脈硬化性疾患に発展することを防ぎます。すでに動脈硬化性疾患を発症している場合は生活習慣病の治療と動脈硬化の治療を組み合わせて行い、その再発を防ぎます。 |
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| 動脈硬化の有無、程度は簡単な検査で分かります |
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 動脈硬化は適切な治療を行わなければ無症状のまま進行し、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症といった動脈硬化性疾患を引き起こします。そのため動脈硬化性疾患を予防するためには、動脈硬化を早期発見することが非常に重要となってきます。特に動脈硬化の主な原因である、生活習慣病（高血圧、脂質異常症、糖尿病、メタボリックシンドローム）をお持ちの方や、ご高齢の方は特に注意が必要です。
当クリニックで行っている血圧脈波検査と頚動脈エコー検査は動脈硬化の早期発見と経過観察に非常に有効です。これらの検査は検査前の絶食を必要とせず普段着のまま行え、痛みや体への悪影響は全くないため比較的気軽に受けることができます。検査時間は血圧脈波検査で5分、頚動脈エコー検査は15分程度です。いずれもその場で結果が出ますので、検査後すぐに結果のご説明と生活指導や治療方針についてお話させていただいております。
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